407人が本棚に入れています
本棚に追加
/396ページ
乱世の世…憂いは消えない…
私は…いつの日か戦場へ立つだろう。
私の名は、春麗(シュンレイ)。
名のある武家に生まれた私は、物心ついた時から武器を振るい、修行している。
「姉上、今日もまた修行ですか?」
「鍛練を怠っては強くなれないからね」
私の弟の名は黄尚。
私とは違い武に長けてはいないが知略においては我が一族の中では最も優れている。
「お前こそ、相変わらず勉強に勤しんでいるな」
「えぇ。姉上も勉強されてはいかがです?」
「え…遠慮しておく」
私は頭が弱いから勉学はあまりできない。
私には…武器を振るうのが似合ってるのだろうな…
最初のコメントを投稿しよう!