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覚えてますか?
君は僕の為に涙を流してくれました
覚えてますか?
一緒に見た朝日は綺麗でしたね
覚えてますか?
初めてのキスは少し照れ臭かったです
覚えてますか?
君は僕の歌を褒めてくれました
覚えてますか?
僕らはお互いに支え合って行こうと決めました
覚えてますか?
覚えていませんか?
覚えていないから
僕の目の前で眠る君は
返事をしてくれないのですか?
覚えています
君の笑顔は輝いてました
覚えています
君の声はまるで透き通った小鳥の囀りのようでした
だから
もう一度笑って下さい
僕の名前を呼んで下さい
僕はまだ貴女と離れたくはないのです
一生をかけて貴女を愛すると決めたから
貴女の死を
受け入れる事は出来ないのです
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