ストーリー

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悲しみの火炎で灰になったあの日々 焼け焦げた君の影を未だに追っている 指先の見えない糸で君を縛れば 今頃こんな遠くにいなかったのかな? 気がつけば地平線上には何もなくなって 二人で紡いだ愛は音もなく崩れ、消えてゆく 「愛してる」 未練のカケラを抱いて走る 届け、この想い 離れた心を射抜け矢の如く これは一つのストーリー 今はまだ未完成だけど これから描いてみせる 少しづつだけれど 時間かかるけれど 何を言われようとも 思い通りにならなくても 悲しみの彼方へ君は向かっているだろう でも僕が行きたいのは喜びの彼方 だから君を心の迷い道から連れ出して 希望の光が射す新しい場所へと誘(いざな)う 消えてしまった 思い出をまた一から作り直そう いくら失敗しても それは成功の素となる 恋の灯火(ともしび)を絶やすな いつか叶うその時まで この道の先にあるのは 始まりの扉かな? 愛の終着駅かな? どちらにしても 歩幅を狭めて行こう 「愛してる」 未練のカケラを抱いて走る 届け、この想い 離れた心を射抜け矢の如く これは一つのストーリー 今はまだ未完成だけど これから描いてみせる 少しづつだけれど 時間かかるけれど 何を言われようとも 君と一緒にいたい 僕は君と歩みたい 夢の汽車が走り出す 君とストーリーを描きたい
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