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ふーん。
チラッと車の窓から景色をみる。森ばっかだな
「男子校で全寮制の学校でしょ?」
「そーだよ。そしてそこの理事長が僕だよ。よろしくねーこれからずっと一緒だよ」
…俺はどうやら、耳がおかしくなったみたいだ…こいつが理事長だって?男子校の理事長だって?しかもずっと一緒だと?……
「てんめ、…理事長だったのかよ!?なんで男子校にしたんだよ。」
叔父さんに掴みかかる勢いで怒鳴りかけた。
「ん?何故男子校かって?フフッ…男の子がスキだからに決まってるよー。まぁ、一番はゆry…」ドガッ
最後気色悪い事言いかけたから一発かましてやった。まぁ、…後の事は聞かなかった事にしよう。気持ち悪いからな。
そして何度か話し掛けられたが全て無視した。
そうしているうちにやっと学校の裏門についていた
「でかー(金の無駄使い)」
「フフッ」
裏門の癖にでかすぎる…と俺はまじまじ見てしまった。
「ってか何で裏門?」
普通に門に行ったってもう暗いし、生徒もいないはず…という全寮制だし、外出る生徒もいないだろ、叔父さんアホだなあと思いながらも
もしかして俺が男が苦手なのを知ってこんな配慮を?と少し考えた俺だったが、俺の方がアホ野郎でした。
「だって 僕の可愛い 可愛い ゆうをほかの男に見せたくなかったから」
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