何もない空間

2/5
10人が本棚に入れています
本棚に追加
/7ページ
「うっ…ここは…?」 真っ白で、何もない空間に、一人の少年がいた。少年は、記憶喪失になっていて、自分の事が分からない。 少年は体を起こし、壁や、天井、床などを見回す。 全部真っ白で、神経がおかしくなっていくように、そう感じた。 少年は、しばらく目をつぶった。 そして、目を開けた時… 「!」 少年の前に、誰かがいた。目が充血していて、金髪の少女だ。 「まだ、居たの。」 その少女はそう言うと、どこかに去っていった。 少年は、壁に手をあて、何かないかと探り始める。
/7ページ

最初のコメントを投稿しよう!