8人が本棚に入れています
本棚に追加
/20ページ
「あ」
「どうしたんだ？」
「ルクって身長何センチ？」
「え、測ったことないからわかんないなぁ」
「じゃ、測ってみようか」
「それ１５センチの定規じゃん。めんどくせぇよ」
「うーん、メジャーでもあればなぁ」
「アスカは何センチなの？ 僕とそんなに変わらないから、その差を定規で測れないかな」
「なるほど。じゃあさっそく……」
「えっと、僕の方が３センチ高いな」
「あたしは１６５センチだった」
「じゃあ僕は１６８センチぐらいか」
「高校の時に測ったのが最後だけど……たぶんそんなに変わってないでしょ」
「それ何年前だ」
「えっとーそのとき１５歳だったから……って危ねぇ、年齢バレるとこだった！」
「……僕に知られて何か問題が？」
「あたし永遠の１７歳って設定だから」
「あっそ……」
「さ、お次は体重！」
「僕は……５１キロだ」
「あたしは……あ、ルクは見ないで」
「はいはい」
「あんたより重かったら秘密にしとく」
「僕は危険線かよ」
「あ、４９キロだ」
「よかったじゃん」
「これが最後！ 血液型は？」
「病院で調べてもらったな。Ｏ型だったな」
「あたしはＡＢ型！」
「……ところでさっきから何を書いてるんだ？」
「母子手帳」
「……なんで？」
「暇つぶし」
「なんか疲れた…………」
最初のコメントを投稿しよう！