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それからずっとこのまま。
尚は未だに攻撃してくる男達を避けたりしながら、倒れたままの俺を気遣かってる。
剛「な…お」
尚「はい?」
剛「ごめんな…
俺、弱くて…」
尚「大丈夫ですよ。
剛兄が謝る事ないです。
悪いのは、僕の大事な仲間を傷つけたあいつらなんですからね。」
尚はそう言いながら攻撃を交わしている。
尚…ホントにごめん……
そう心の中で言った。
その時。
剛「うっ…ゲホゲホ」
俺は急に苦しくなって咳をした。
ん…?
その咳にふと違和感を感じた俺は、恐る恐る咳をした時に口を抑えた手を見た。
剛「っ!?」
俺の手には血がついていたんだ。
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