prolog~昨日の夜のゆめ~

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「うおぉっ!!」 少年は右腕の手甲で剣を防ぎ、そのまま敵を弾き飛ばす。 次々と襲い来る敵の猛攻を右腕の手甲のみで捌き、返り討ちにしていく。 「くそぅ!俺が相手だぁっ!!」 敵のボスらしい人が少年の歩みを遮った。 「仕方ねぇ…相手になるぜっ!!」 ボスらしい人は身の丈程の金棒を振り下ろして来た。 「おぉっ…!」 間一髪避けたが、金棒は地面を割っていた。 当たれば致命傷は免れない。 「っ……行く!」 しかし少年は退かず、意を決して突っ込んだ。 当然のように迫り来る金棒を横に避け、そのまま金棒を思い切り殴った。 そして、そのままバランスを崩したボスらしい人をタコ殴りにした。 「さあ………この、高宮隼一狼に続けぇっ!!」
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