第2部 第5章 富原しずねの長い1日 後編

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私は秋永先輩を見ると、秋永先輩もかなり驚いて私を見つめていて、 「あ、そうゆーこと。なるほど。ごゆっくり~~~~~~」 秋永先輩はニッコリと微笑んで、麻季さんと言ってしまった。 秋永先輩~~~~!! 涙が出そう…!! 私は呆気にとられていると、 「なんちゃってネ」 と言いながら榛原くんがやっと私からスッと離れた。私は我に返って榛原くんを見上げると、 「ちょっとからかってみただけだよ。俺、そんなチャラい男じゃないしね」 と言って私から離れて教室を出ていった。 からかった!? からかわれた!? 私は、力が抜けてその場にしゃがみこんでしまった。 く…………。 く…………………!! 「くやしいぃ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!!」 体中の力を振り絞って、私は叫んだ。 ながーい一日が、やっと終わった………。 第5章 おわり
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