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まずは…
僕と芽衣子さんの出会いから書いていきます。
僕はお世辞にもガタイがいいなんて言えないし、ひょろひょろしていて、高校の時のニックネームは白アスパラガス。
すごく嫌で、頑張って体鍛えたりたくさん食べたりしたけどどうしても変わらない。
今でもまだひょろひょろのまま。
で、その体を鍛えよう、と柔道の道場に通いはじめて…
そこで出会ったのが、芽衣子さん。
道場の師範の娘さんで、僕より二つ年上の二十三歳。
仕事が忙しくてあんまり顔出せないのよ、と悲しそうに溜め息をついた芽衣子さんがとても可愛くて、僕は一瞬にして恋に落ちた。
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