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心地よい眠りから目を覚まし飛行機の窓から外を見ると、まだ飛行機は雲の上。
朝日だと分かる鈍く…しかし澄み渡るようなオレンジ色が雲に、絵の具の様に塗りたくられている。
けれど
確かに自信があった
この雲の下では、一年前…別れを告げ再会を約束した『街』が広がっている。
そして
19歳…『鼬沢月(イタチザワツキ)』は、嬉しさに目を細め
街に降りるまでの僅かな時間…
『彼』の夢を見ながら
眠りについた―――…
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