挨拶は基本中の基本です

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専務室。 忍『部長のテンションの高さには びっくりしますね。』 伊織「アレに毎日付き合っている俺や課長の大変さが 分かったか?」 上着を掛け デスクに置いてあるメモを読む専務。 忍『お茶でも淹れましょうか?』 伊織「…頼む。」 彼がパソコンを立ち上げているのを 横目で見ながら ゆっくりとお茶を淹れる。 久しぶりの専務室に お茶の香りが立ちこめる。 ああ…久しぶりだ… ここに戻ってくると ホッとする。 騒がしい人達もいるが 楽しい仲間達。 でも… そんな人達とも もう少しで お別れ… 淋しいな… 天井を眺めていると 首筋に温かいものが触れた。 チュッ。 忍『伊織さんっ?!』 振り向くと 伊織さんが 私の首筋にキスをしていたらしく 顔を上げ にっこりと笑った。 伊織「天井から お茶が降りてくるのか?お前の場合は。」 .
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