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「……あん時……ジンとやりあった時は……よく覚えてないんだ
だけど……文化祭をあれだけ楽しみにしてた藤崎を思うと……怒りがこみ上げてきて……」
短絡的に並べられた単語のような言葉は京子の心臓を縄で絞められた感覚に陥っていく
「……そんな……」
「京子……?」
「そんな事で1人で泥を被って……ずっと……みんなに避けられても……
何で……私に言わなかったの?」
「話たら今みたいにお前……責任感じちまうと思って……うぉっ!?」
京子はその苦しさに耐えきれず突然大我に飛びつき顔をうずめたまま話した
「ずっと……私達の事裏切ったと思ってた
勝手に決めつけて……悪者にして……」
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