絆<ホダシ>

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"絆し"という言葉には、三つの意味がある。 ①、馬の足などをつなぐ縄。 ②、足枷や手枷。 ③、自由を束縛するもの。          (広辞苑第5版より) 仏教において"絆し"とは、現実と自分を"絆す"もの、つまりつなぎ止めて出家の邪魔をするものを指す。 世の中のものは、良くも悪くも全て絆で繋がっている。 それはこの"家賊"も例外でなく。 楽しい時もセンチなときも、 多くの絆で支えられている。 そんなとある一賊の、日常を描く物語。
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