人格

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別居中に 心療内科で受診する事 それがやり直す為に彼が出した第一条件だった でも あたしは壊れてなんかないよ 精神病なんかじゃない… そう思っていた 心療内科で 精神病だと断定されたら 自分が本当に人間として失格の烙印を押されてしまうような不安… それに 今更 大輔の言うとおりに 病院に行ったところで 彼は戻っては来ないだろうということも分かっていた 病院にいくのを躊躇していた そんな時 不思議な事に気づく 携帯の✉履歴 記憶にないやりとり 文章の書き方は 確かにあたしだ…でも 覚えていない そんな事が頻繁になった 記憶が曖昧? 自分が自分でなくなるような恐怖感 ✉だけなら 後で読み返せばいい…けど それだけじゃ なかったとしたら? 他には何もないと 言い切る 自信がない 他人だけじゃなく 自分自身ですら 信用できない…
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