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今まで城の外に出たことはあまりなく、初めて見る世界にマルシュは小さな好奇心と恐怖感の中にいた。
「5年前に、一度来ただけだからなぁ~」
その時に突然うさぎが小さな芝生から飛び出した。
「うわぁ!!」
マルシュは尻餅をつき慌てて地を這うようにして逃げ出した。
マルシュは森の中をめちゃくちゃに駆け回りついに自分の位置が解らないくなり、ゴミの山を見つけた。
「何だ!!この汚い固まりは?」
「汚いだって?」
声がすると何かが上から降ってきた。
「俺様の家を汚いなんて言う野郎はどこのだれだ?」
落ちて来た物は突然マルシュの顔に急接近してきた。
「無礼者!!」
マルシュは、杖を風をきる程強くふるがそいつはヒョイっと身軽にかわし、木々の木漏れ日から光が当たりようやく現れた。
それは、ゴブリンだった。
「無礼者だと!?」
ゴブリンは首をかしげながら言った。
「人の家をゴミ呼ばわりしておいてどっちが無礼だ!!」
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