阪神大震災

1/13
2650人が本棚に入れています
本棚に追加
/457ページ

阪神大震災

いつも起きない私が なぜだか起きてタバコを吸っていた。 一瞬、カーテン越しの街に雷が落ちたように光った。 と、思った瞬間 体が空中へ浮いた ガガガとマンションのコンクリートが 変な音を出しながら今度は横へ揺れている。 やっと収まった。 揺れている時 思わずくみに布団をかぶせた。 くみ…。 君は胸が大きいだけじゃなく 声が大きいだけじゃなく 肝も大きいんやな? ZzZzz… 寝ていた…。 あれだけ衝撃があったのに…。 街をみた。 暗くて何もわからない。 『どうしたん?』 くみが起きた。 「わからん 近くに飛行機でも落ちたんかな?」 『ふ~ん…。』 といって、また寝た。 台所はぐちゃぐちゃになっていた。 バルコニーにあるスリッパをはいて 玄関にある靴を取り出した。 くみもやっと起き出して来た。 『なに これ?』 状況が把握できないくみが、 睨んでいる。 私が暴れてやったと思っているらしい。(-.-;)ハァーッ!?
/457ページ

最初のコメントを投稿しよう!