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阪神大震災
いつも起きない私が
なぜだか起きてタバコを吸っていた。
一瞬、カーテン越しの街に雷が落ちたように光った。
と、思った瞬間
体が空中へ浮いた
ガガガとマンションのコンクリートが
変な音を出しながら今度は横へ揺れている。
やっと収まった。
揺れている時
思わずくみに布団をかぶせた。
くみ…。
君は胸が大きいだけじゃなく
声が大きいだけじゃなく
肝も大きいんやな?
ZzZzz…
寝ていた…。
あれだけ衝撃があったのに…。
街をみた。
暗くて何もわからない。
『どうしたん?』
くみが起きた。
「わからん 近くに飛行機でも落ちたんかな?」
『ふ~ん…。』
といって、また寝た。
台所はぐちゃぐちゃになっていた。
バルコニーにあるスリッパをはいて
玄関にある靴を取り出した。
くみもやっと起き出して来た。
『なに これ?』
状況が把握できないくみが、
睨んでいる。
私が暴れてやったと思っているらしい。(-.-;)ハァーッ!?
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