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それから間もなく、ふたりは南国で暮らし始めました。
波の音と共に 穏やかな生活でした。
レイシは涼しげなワンピースを着て
みなに“レイシ”と呼ばれるようになりました。
時折 森へ帰って、ウィルヘルムの…いえ、ふたりの親戚と会いました。
そして ふたりはレイシの両親の お墓参りをしました。
ウィルは魔法使いなので、生活には困りません。
ふたりは 身よりの無い子供達を養子に迎え、本当の子供として とても可愛がりました。
そのうち自分たちの子供も出来て、魔法使いの あととりも出来ました。
毎年、ライチがなる季節を楽しみにして
家族 みんな いつまでも幸せに過ごしました。
ウィル「心から笑った顔が、とても綺麗だよ。
レイシの心を見ているみたいだ。」
‐END‐
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