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「だぁーめ。かくれんぼはかくれんぼでも、オ・ト・ナ☆ のかくれんぼなんだから、ヒロはダメ」
本気でかくれんぼだと思っているようだし、こんなもんでいいだろう。
「かっ……カッコイイな! わかった、おれもオ・ト・ナ☆ になったらやる」
頼むからやめてくれ。
しかし、なんとかごまかせた……かな。
「ほ、ほらもう10時だよ。早く寝なきゃ」
「やべっホントだ! おやすみねぇちゃん!」
おやすみー、と走り去る弟の背に声をかけつつ、自分もベッドに倒れ込む。
そのまま意識は闇へと遠ざかっていく。
後もう少しで……かくれんぼだ……。
何も……起こらなきゃ…………いいけど――――――。
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