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「………っ!!」
苦しい!!苦しい!!
私は…目の前に居る私の首を締め上げる人を涙目で見つめた。
首を絞めあげる力は益々強くなるばかり。
嫌だ…苦しい…嫌だ…
「ゃめ……っ!!」
呼吸すらままならなくなり酸素の足りなくなり始めた脳で必死に考える…
あぁ…そうだった。
私が苦しむ姿を見る度に貴男は益々嗜虐心が満たされる人だったんだっけ…
嬉しいんだっけ…
興奮するんだっけ…
私、忘れてたや…。
段々意識が掠れ、目の前の貴男が暗転する時貴男が美しく微笑むのが見えた。
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