第四章 訪れた嵐

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「そんな…沖田さんは私なんかをかばったから…」 静香はうつむいた涙目を見られたく無かったから。 「私なんか…じゃなくて静香さんは大切なここの女中さんであり…きずいてましたか?すでに仲間なんですよ私達の!」 沖田はそっと静香の頭を撫でたポンポンと。 「顔を上げて下さいよ。むしろ大切な人を守れない私が情けないんです…。静香さんにも怖い思いさせていまい…。それよりお腹が減りました!美味しい昼飯頼みますよっ」 沖田は皿にもってある漬け物をつかんで食べた。 「あっそれ土方さんの!」 「……」 沖田は足早に台所を去っていったというか…逃げ出して行った。
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