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大神「ゴホッ!…その必要は無い…うっ…」
大神の意識が戻った。しかしどう考えても立てる状態ではない。
桜「大神!無理をするな!」
神田「そうです。私と桜小路さんが支えますから…一体誰が…?」
大神「真田…真田紅介だ…奴が生きていた。おまけに桜小路さんを連れていくつもりだったようだ…」
神田「そんな!?真田さんは既に…」
大神「ああ。だが確かに奴だった。奴の…異能はわかるか…?」
神田「それが…私達エージェントにもCODE:『D-3』に指定されてしまった方々の情報は…」
大神「という事はエデンの上層部が絡んでいるという事か…厄介だな…」
神田「至急、本部の方に情報の公開を提案致します」
桜「大神…CODE:『D-3』とは何だ?」
神田「マイマスター、桜小路さんが狙われている以上、彼女にも話しておいたほうが…」
大神「良いだろう。任せる…」
神田「ありがとうございます。それでは場所を移して…マイマスター!?」
大神が倒れた。
桜「大神!やはり真田殿にやられたダメージが…」
??「では、私が大神君を運びましょう」
桜「誰だ!?」
その人物は街灯の当たる所まで出てきた。
神田「あなたは…」
桜「平家先輩!何故ここが!?」
現れたのはCODE:02・平家将臣だった。
神田「私が念のためお呼びしました。平家さん、ありがとうございます」
平家「私は一向に構いませんよ。それにCODE:『D-3』が生存していたともなれば外は危険でしょう」
桜「平家先輩、ありがとうございます!」
平家「では、行きましょうか…」
3人は大神を運び始めた。平家が歩きながら後ろを見ていた。
平家「………」
桜「平家先輩?どうかされたのですか?」
平家「…いえ、何でもありませんよ。行きましょう」
3人は出来るだけ早足で大神の家へと向かった。
3人が去った後、暗闇から何者かが姿を現した。
謎の女「平家将臣…必ずこの手で…」
謎の女は再び暗闇へと姿を消した。
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