第1章 《最終決戦! 勇者VS魔王》

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勇者「…くっ、《ミリア》」 魔法「………」 勇者「《僧侶》」 僧侶「………」 勇者「《吟遊》」 吟遊「………」 勇者「みんな…」 魔王『さすがは我を最終形態にまでする者達。まだ、全員息があるようだな。だが安心しろ、もう楽にしてやる』 勇者(ダメだ、このままだとみんなが、世界が…) 『諦めるな、ライト』 勇者「貴方は《魔王五将軍の誰かに殺されかけた俺達を自らの命と引き換えに助けてくれたA(仮)》さん!」 『そうだ!死んじまった俺達の苦労を無駄にすんじゃねえ!』 勇者「《冒険初期に魔王軍のあまり強くない中ボスから俺をかばって死んじまったB(仮)》さんも!」 『そうじゃ、お前にはワシらがついている』 勇者「修行のために命を落とした師匠まで」 『そうだ、今魔王と戦っているのはお前達だけじゃない。お前達のために死んでいった者達、お前達に未来を託した者達、お前達の顔も知らない者達だってお前達の勝利を願って戦っているんだ。だから戦って勝ち取るんだ!未来への希望を!』 勇者「ダーク…」 僧侶「…そうだ、ここで倒れている場合じゃない」 勇者「僧侶!」 魔法「みんなのためにも頑張んないと」 勇者「ミリア!」 吟遊「ふふっ、最終決戦で負けるなんて一生の恥、このままだと死んでも死に切れませんね」 呪術師「そうだ!俺達には未来を勝ち取る義務がある!」 勇者「吟遊に呪術も!」 呪術師「受け取れライト!これが俺達全員の思いだ!」 勇者「…力が溢れ出してくる!」 魔王『な、なんだ!この我を焼き尽くすような光は!?』 ダーク 師匠 A B その他 『これが、未来を信じる!』 魔法 僧侶 吟遊 「人間の!」 勇者 「力だああぁぁぁ!!」 魔王 『ば、馬鹿な!我が!大魔王の我がああぁぁぁ!』 勇者 「うお(略)ぉ!!」 魔王 『ぐわあ(略)ぁ!!』 どっかの巫女「魔王によって包み込んでいた闇が消えていく!」 どっかの姫「…この私達を照らし出す光は」 どっかの将軍「どうやら、勝ったようだな」 勇者「やった!やったよ!」 『あぁ、次はこの世界の人々を(中略)ないようにすることだ。魔王の部下(中略)頼んだぞ、ライト』 勇者「あぁ!」 僧侶「長い旅だった」 吟遊「でも短い日々でした」 魔法「帰りましょう、ライト。みんなの所へ」 勇者「あぁ!帰れぁ(噛み)う、みんなの所へ!」 こうして、勇者達の長い冒険は幕を閉じたのであった。       ~The End~
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