再会

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真っ黒な空から、走れど走れど雨が止まることなく、フロントガラスに強く打ち付けられていた。 目的地に到着するまで、あまりにも長い、苦痛なほど長い道のりだった。 とある話しから、僕ら二人は会話を交わせなくなってしまった。 僕が、あんな言い方をしたのが悪いんじゃない、彼が昔の話しを、なんの前触れもなく出したのがいけないんだ。 とっくの昔に、お互いけりをつけたのに。
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