3人が本棚に入れています
本棚に追加
/2ページ
「眩しい太陽!綺麗な海!沖縄はいいね!!」
「まぁ…今冬だけどな。」
くだらない事してないで帰るか…そんな思いから自転車にまたがった。
帰り道ふと、海岸を見るとそこに女の子が立っていた。
………可愛い。
女の子にみとれていると俺の体は宙に舞い砂浜に叩き付けられた。
「……つぅ」
「……大丈夫ですか?」
目の前にはあの可愛い女の子が居た。
「君は…」
「私…ですか?私は何も無いので大丈夫です。」
それはそうだ、ただ俺がよそ見してこけただけだからな。
「君、名前は?」
知らない間に名前を聞いていた、なんでだ?会ったばかりなのに、俺は一体どうしたんだ?
そんな考えが頭を預切った時、彼女の口が開いた
私の名前は……
彼女の声が聞こえなくなってゆく……
目が覚めるとそこに彼女は居なかった。
まわりを見ると砂浜にはサトウキビがひとつ…
俺はそれをカジリながら北海道へ帰った。
俺はこの冬とサトウキビの味を忘れない。
最初のコメントを投稿しよう!