あのひととの夏

2/2
3人が本棚に入れています
本棚に追加
/14ページ
ちょうど去年の今頃 大好きなあのひとと夏祭りにいった 地元の団地の小さな小さな夏祭り 子供たちが練習した太鼓や楽しい踊りを披露する わたしは目だけでそれを見ていた。 ただただ一緒に祭りに行けることが嬉しくて1ヵ月も2ヵ月もそれが楽しみでしょうがなかった ひとつのかき氷をあのひとがちょっと食べて、あとはわたしにくれた。 なんかかっぷるみたいー ってひとりで舞い上がった。 祭りも終わって途中まで送ってくれた。 祭りなんか終わらなきゃいいのに。 強く思った ずっと一緒に居れたらいいのに。 強くそう思った
/14ページ

最初のコメントを投稿しよう!