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出会い
初夏の日差しが気持ちの良い、ある日の事。
まきつけた布を風にたなびかせ、軽快なステップで川原を歩く影がありました。
彼は星型の額当てをし、しっかりとずきんを被っていて、誰がどう見ても"忍者"でした。
「ちょっと一休みするかな」
彼はそう言いつけていた布を外し、サラサラと動く草原にそれを敷きポスンと座り込みました。
「っうーん…!清々しい天気だなぁ」
彼が気持よく伸びをします。と、どこから来たのか、それを見ていた一人の影がやってきました。
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