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「わー…広い……」 僕が、今年から通う学園を見て発した第一声がこれ。 校門入ってすぐにロータリーがあるんだけど、無駄に広い。 ロータリーの中央には大きな噴水。 噴水の先には校舎。 僕はロータリーで車から降りて、その校舎に入り、生徒会室へ向かう。 その校舎も広い。 廊下が無駄に広い。 なんで広く作るんだよ、理事長の馬鹿。 めんどくさいじゃん。 さて、広い校舎を歩いて生徒会室に行くまで時間がかかる。 だからこの学校について少し説明でもしようかな。 まずは、僕の自己紹介から。 名前、帝釈天(タイシャクテン)なつ。 職業は学生兼帝釈財閥の料理部社長。 容姿は普通に黒髪の、平凡な顔の少年。 普通じゃないところは、162センチで身長が小さいことくらい。 今日からこの学園の生徒会書記になる。
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