魔石

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秋介は耳を疑った…いや…秋介だけじゃない、日本のだれもが耳を疑っている。 「何だって?隕石だと?」 横を歩いていたウィストンは、「何だか胸騒ぎがする。」と言う。  臨時ニュースの二十分後、またニュースが流れた。  『先ほどお伝えしたニュースの詳しい内容が分かりました。約五十メートルある隕石から、正体不明の生物が、次々と現れた模様。アメリカの空軍が、応戦していますが、どうなるか分からない模様です。また詳しい情報が入り次第、お伝え致します。以上ニュースをお伝え致しました。』 日本中が震え上がる。  「くっ…吸血鬼の次は、正体不明の生物か…」 顔を強張らせて呻く。  「ウィストン!すぐに家に戻るぞ。」 「わかったわ!急ぎましょう。」 二人は急いで家に戻った。そして、家で待っていた劉吾を呼ぶ。  「劉吾!ニュース見たか?」 「うん。見たよ。父さんの事だから、すぐに家に戻って来ると思って、パスポート、三人分持って来た。」 そう言うと、三人分のパスポートを秋介に渡す。  「よし、支度するぞ!急げ!!」 そう言うと秋介は、自分の部屋に入り、すぐに準備した。  「よし、家から出るぞ!!」 勢い良く玄関から飛び出し愛車(RX-7)に乗る。  「飛ばすぞ!!」 そう言うとアクセルを思いっきり踏み込み、空港へ向かう。
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