おんぼろ屋的良好恋愛

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外は晴れ。 どっピーカンの良すぎるくらいのイイ天気……はいいんだけど。 「暑すぎるっつーの!!」 思わずエアコンつけちゃったじゃん!! 晴れは好き。 余程の事がなければ雨の日みたいに憂鬱な気分にもならないしふさぎ込むような心境にもなったりしない。 洗濯物もよく乾くしイイ事づくめ……だけど。 正直ココまで暑いのは好きじゃない、だって汗かくじゃん。 汗かくの嫌い。 ベタベタして気持ち悪いし。 大体、女の子が汗くさいとか私的に無理だ。 人の勝手だけど私は自分がそうなるのは凄く嫌いだ。 ……てゆーか。 エアコンの水漏れってどーよ!? 外にファンがあるせいで外と室内の気温さが激しい所為か何故か、驚くほどの雨漏りエアコンとかしたウチのエアコンちゃん。 おまけに悲しいかな。 ただでさえ赤字な我が家では修理のお金さえ無駄には使えない訳で。 「水漏れ直せないよぉ……」 家の中腐るっつの!! 畳みがカビる……嫌だー!! とか、なんとか半泣き状態で思ってたら背後から恋人である恭一が抱き着いてきた。 「なに苛立ってんだよ?」 「……恭一」 とりあえず半ベソ状態のまま今の状況とソレまでの経緯を伝えてみる私だったんだけど……。 「なーんだ、そんな事?」 「そんな事って……」 私にとっては死活問題なのに簡単に言う恭一に腹が立つ。 そんなに簡単に言わないでよと、怒ればンなの俺が買ってやるしの一言。 「本当に!?」 「マジ、お安い御用だし」 「いやーん恭一もう大好きっ!!愛してるー」 「俺も紗羅、好きー」 エアコンを新たに買ってくれるの一言でケロッと機嫌を治してしまう私も問題なのだけれど。 嬉しいには変わらないのでとりあえず素直に感情表現してみたり。 「でも、なんで?」 「だってエアコン壊れてたら紗羅、暑がって俺避けるじゃん」 「……え」 「俺としては紗羅と一日中でも、くっついていてーの。わかる?」 「なっ/////」 おんぼろ屋的良好恋愛 (紗羅かお真っ赤~) (だ、誰のせいだと思ってるのよ) (ククッ、お前可愛すぎ~) (あうぅ~////) .
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