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先生はフッと口角をあげた。
その笑みの意味を図りかね、あたしは眉間に皺をよせた。
先生も、真亜莉が思っているように、あたしがかわいくなったと思ってくれているのかな?
そうだったら嬉しいのだけれど。
「石田っちー!飲んでるー!?」
――と、そこへ数人の女子がはしゃぎながらやって来た。
「お前ら茶で酔ったのか」
女子たちのあまりのはしゃぎように、先生は呆れた顔をした。
途端にまた先生の周りは賑やかになり、あたしはそっと席を立った。
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