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料理をしていた双羽がふと気になったことを綺梨に聞いた
「そういえば、綺梨はどこで寝たの?」
「あぁ、歳のところよ。
広いから、お願いしちゃった♪」
「歳ちゃんかぁ
へぇ?広かったのね~」
「ん。
双羽は沖田さんのところだったよね?
そんなに沖田さんが好きなの?」
「そうよ。
まぁ、新撰組を好きになった最初の理由が沖田総司だからね!
総司みたいな自分の人生をかけてでも守ろうとする志がある人が格好良くて好きになったのよ」
料理を作りながらとても嬉しそうに笑って自慢した。
「そうやってみんな調べたら、近藤さんは人情が厚い良い人だし、歳ちゃんは意地っ張りに見えて優しいし、山南さんはみんなのことを注意深く見ていて優しい人ばかりだったもの」
「へぇ…色々調べたんだね~
でも、確か今もいると思うけど、芹沢鴨とかは悪い人だったって…」
「そうね…
真実かは分からないけど、二つの説があるわ
一つは、芹沢は近藤に後を任せるつもりで悪い噂をされている自分を殺させた
もう一つは、芹沢は悪い噂を流して壬生浪士組を有名にしていった。
芹沢鴨って人は子供好きで新撰組を大切に思っていた良い人だったらしいわ。まぁ、そのうち実際会えるだろうから参考にだけしときなさい」
と言い終えるとご飯が出来上がり食堂に運んだ
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