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『違った…私よね。…お化粧もせずにこういう寝間着を着ていると、やっぱりエイミーにそっくり…』
そう思った瞬間、マグノリアの脳裏を嫌な考えが駆け巡った。
『あの世界で夜な夜なエイミーを愛していたのがジェイムズで…そのジェイムズは本当はエディで…と、言う事は、あの世界でエディはエイミーと…?!』
そう思うとマグノリアは頭を鈍器で殴られた様な衝撃を感じた。
「…まさか…嫌だ…そんな…」
そう言ってマグノリアは鏡台の前で立ち竦んでいた。
その時、エドワードもシャワーを浴びながら嫌な事を思い出していた。
『マグノリアが愛しているのは…ジェイムズ…』
グランに言われたその言葉がやけに頭の中を繰り返し流れるのだった。
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