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ポカポカ暖かい四月の朝、目が覚めると俺は地味な敷布団の上にいた。
たいしてふかふかではない布団の上で寝ていた俺はふかふかベットが欲しいと無意識に呟いていた。
「あぁ、でもベットにしたらギシギシ音が鳴ってしまうな」
…自分でも何言ってんだろと思う変態高校生だった。
俺が住んでいる家は四階建ての3LDKの小さなアパートだ。
よって家の中に階段も無けりゃ、鍵つきドアすら無い。
あるのはスライド式のふすまがあるだけ。
これでは外に音が漏れてしまう。
もちろんだが家族も一緒に住んでいる。
なので俺にとっては深刻な問題だったりする。
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