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第一幕
たらったったんたらったったん...
――(Compact Disc)僕は一生、銀河にはなりえないよ。表面はサイケデリックではあるけど。(舞台の下手にコンテンポラリーに舞いながら)
ひとしきり舞った後にその場にしゃがみこむ、しかし目は上目遣いに視線の先のミラーボールを突き刺している。それにはお構いなしに踊るミラーボール、バックでは次々と丁度スロットマシンのように星雲の写真が反転していく。
――(Compact Disc)あぁ、としかし言ってみてもどうしようもない。あぁ、あぁ。いっそ私を真っ二つに割ってくれたなら、プリズム錠前師は繁盛するんだがね。
間
――(Compact Disc)誰にだってできるものか、文明の利器だもの。えぇい私自身が頭を今そこの石畳に打ち付ければいいだけの話じゃないか。
――(Compact Disc)できるのか?
間
――(Compact Disc)できる(いいや無理だね!)さ!
――(Compact Disc)どうしてそういい切れ(何もなさぬままで?)る?
深い間
――(Compact Disc)確かにできるさ。(何が?)
――(Compact Disc)諦めだよ、しかし私はむしろ前向き。(ふぅん)
――(Compact Disc)で、結局今日こそは銀河になれるかな!
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