欝的★序章

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「だぁり~ん♪  また、お揃いの服買いに行こ~♪」 彼女は上目使いで抱き着きながら おねだりしてくる。 『だーめ!  今私の財布空っぽなんだからっ』 そう言うと彼女は、ほっぺを膨らませて 「だぁりんのケチー」 と、拗ねる。 可愛い反応だVv 『ほら、飴あげるからこれで我慢して』 「棒付きのカラフルのじゃないとヤダ!」 全く… これが、恋人同士というのだから びっくりする。 会話的に姉妹や親子のようだ(苦笑) 私は、如月 玻璃(キサラギ ハリ) ごく普通の女子高生…だった(泣) 彼女の存在が無ければ 彼女は、神無月 瑠璃(カナヅキ ルリ) 先程の様に わがままで子供みたいな娘(笑) 両親は蒸発し お祖母さんに面倒を見てもらっていたが 去年、他界してしまった お金はお祖母さんのヘソクリと言う名の 大量の貯金がある (どうやって貯めたんだろ…?) でも、最後までお祖母さんに頼るのは良くないなと思い 飲食店でアルバイトもしている 今の暮らしにはすっかり慣れた 辛くなんかない 瑠璃も居る とても、楽しい生活だ♪ そんな二人の話
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