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ギルドの中へと入った少女は、依頼をするカウンターへと向かう。
カウンターはドアを入ってすぐ右側にあり、左側には椅子5つとテーブルが1つになったのが5セット置かれていた。
その1つにはギルド員らしき男性が3人一緒に座って談笑している。
そして少女はカウンターに行き、女性に話しかける。
「あの…」
「あっ、依頼の受付ですか?」
受付の女性は微笑みを返しながら聞いてきた。
「いえ違います、おじ…ギルドマスターさんにお会いしたくて…」
どうやら少女は依頼をしに来たのではなく、ギルドマスターに用事があるようだ。
「ああ、そういえば今日女の子が1人やってくるって聞いてました」
女性はハッっと思い出したように答えた。
「ギルド長の部屋は2階にありますよ、あちらの階段を上がって下さい」
そう言うと女性は階段の方を手で示す。
2階へ行く階段はドアからまっすぐに作られてあった。
「ありがとうございます、では」
少女は女性に軽く頭を下げ、案内された階段を上り2階へと上がっていった。
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