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「みなのもの!!親方様が通られるぞ!道をあけろー!!」
「みなのもの、元気にしておるか?」
「はい。親方様のおかげで」
「そんなことはないぞ?ま、元気ならよい」
パカパカ・・・
「む?」
「どうしされましたか?親方様」
「幸村、あそこに誰か倒れているぞ!?」
「なんですと!?本当でござる!止まれーい!!止まれーい!!」
・・・・
「女子ではないか!!
村のもの!!何故こんなに血を流しながら倒れているのだ!?説明せい!!」
「はっ!!そいつは化け物です。戦の時、目の色を変え、相手だけではなく、自分の親を殺しています。」
「!…なんにしろ、子供をこんなめにあわせるとはけしからん!!このこはわしが預かる。幸村!!」
「はっ!…これはひどい。親方様!!早く手当てをしなければ」
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