大抵、仲良くなりたいと思っている奴はついて来る。

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まぁ、あまりにも当然すぎる回答だが。 「いや、何もそこまであっさり言わなくても……」 流石に苦笑しながら、リオンは言う。 突きつけた切っ先は、既に真下に下がり、海水を切っている。 「なにを馬鹿げた事を言っているんです。幾らなんでも、カレナに勝とうなんて未だ思えませんよ」 「……まぁ、実際まだ勝てない事は事実だが……」 だったら聞くなよ、とワルキ達はそう思ったが、口にはしなかった。 「だったら、何故勝てないのか、理由を述べてみよ」 新たなる質問を師匠は弟子に投げかけた。 「それは……まず第一に実力が違いすぎます」 「それは当然だ。その次は?」 「次は何よりこの周囲の条件です。水場である、と言うのが非常に此方にとっては不利になります」 「その通りだ。水場であるという事は、火属性を主に使用する面々にとっては非常に戦い辛い状況ではある。その上、水に足をとられる。なら、その状況を打開する方法はどうする?」 挑戦的な笑みを口に浮かべて、彼はファイに問うてみた。 ちょっとしたクイズのつもりだ。 ヒントは既に出している。
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