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「バーカ。冗談に決まってんだろが」
今も真っ赤に照れている杏の頬にそっと触れる。
「俺達は…俺達のペースで進んでいこうな?
まぁ……たまに杏の純度に耐え切れず暴走しちまうかもしれねぇけど、な?」
俺はわざとイジワルっぽく笑ってみせた。
寸でのところで¨お預け¨喰らったんだ。
これくらいの発言、許せ。
杏は……しばらく黙ったままだったが
最高に眩しい笑顔で俺に
「ありがとう!」
と、言ったんだ。
その笑った顔がホントに可愛いくて……
「杏。じゃあ、その代わり……」
俺は……その日。
杏のカラダにたっぷりと
¨俺のものだ¨という証を
紅く色づくkissMarkを
満開の桜の如く咲かせてやった。
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