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入って来た人を見た時、俺は目を見開いた!
入ってきたのは、二年の女子である。
物腰は柔らかく、一見して優しそうな事が分かる。
更に中々の美人で、顔もアリスさん程ではないが、大人っぽい。
そして髪は肩まで伸ばし、何処も結んでいない……………が!
「すっごい髪ですね」
「生まれつきの事でありんす、」
どこか喋り方がおかしいその先輩の紙は…
真っ白だった…
これはもう見事な程に…
「まずは自己紹介をしたいんじゃが…いいかえ?」
「あぁ、すいません」
失礼の内容にと言われたのを忘れていた
「先日よりここで活動する事になった、一年の乱咲帝架です、」
「これはどうもご丁寧に…、わっちは二年の時子といいます、以後よろしく、」
丁寧と言われたが明らかにあっちの方が丁寧だ
「早速で悪いんじゃが、カイはいないんか?」
「所長は私用でいませんが、これを渡すようにと…」
そう言って俺は預かってた書類を渡す。
「あぁ…残念じゃの、色々とお喋りもしたかったんじゃが…仕事だけか…」
「あの、失礼ですが仕事とは?」
どうやら、急いでいるわけでも無さそうなので、疑問は無くしておこう
「うむ、そうじゃの…お主はこれからも此処にいるんじゃろ?」
「ええ、まぁ」
「なら話て置くのも必要かの…少し長くなるが…良いか?」
「はい…」
そう返事をすると白髪先輩は近くにあったイスに座った
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