0人が本棚に入れています
本棚に追加
/8ページ
勤務終了後に、Nしか居なかったので話の内容を聞いてみた。もちろん、自分に問題点があるなら改善すべきだし、ただの嫌がらせ的な発言だったら気にする必要などない。
内容を聞くに「仕込みが足りなかった」みたいなのである。
どうやら、自分の認識が甘かった様だ。完全に自分に否がある。
これは詫びを古参にいれるしかあるまい。
ちょうど古参が戻って来たし詫びの言葉を言った。
それに対して帰ってたきた返事はこうだった。
古 「これが2度目やねん。」
マジか。ますます申し訳ない。
古 「次やったらシバクで。」
今にも殴ってきそうな血相である。
すかさず、血の気が昇りやすい俺は皮肉を言ってみた。
俺 「2回もやってしまって、本当に申し訳ないです。ですが、どうか該当者なり上司である店長に仰っていただけませんか。然るべき筋で仰っていただかないと、話が届きにくいし、それにより改善も遅くなってしまうと思われますので。それと、こちらから一言。(古参の名前)さん、冷凍庫の補充はいつも少な目なので(実際は空に近い)、もう少し多目でお願い出来ませんか?」
むこうもキレたらしい。挑発的な発言だが中身は一応、正しい発言ではあったのだが。まぁ、後半は嫌味なので反省の色は無いに近い。(問題点はもちろん改善するが。)
古 「やってないんだろ?」
俺 「その事につきましては、僕に全面的に否があります。重々申し訳ないです。以後、気を付けます。」
古 「……。」
俺 「では失礼します。」
本来なら後味が悪いなりに、ここで終わるはずなのであったのだが。
最初のコメントを投稿しよう!