NewChapter―Ⅶ†饗宴…

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  「私に、力を貸してください! 私には、逃げる事も隠れる事も、もちろん戦う事も出来ません。 だから、私を……ヴィンセントを助けてください!」 1人じゃ無理なら、頼むしかない。 お願い、助けて。 ヴィンセント…… 私は、ここしばらく貴方に助けられっぱなしだった。 だから、せめて一度くらい、私が貴方を助けたい。 貴方はこんな気遣いは余計だって言うと思う。 けれど、私には分かる。 本当の貴方は孤独を望んではいない。 皆と一緒にいたいのに、皆が貴方を遠巻きにするから。 貴方には人の温かみを知ってほしい。 だから私は、貴方をこんなところで見捨てたりなんかしない。 たとえ、どんな事が起こっても。 「ヒャハハハ~こォの状況で、他~人の心配してる場合かァ? ま、面白れェッちャ面白れェ」 「じゃ、じゃあ……」 「条~件が1つ」 「は、はい。 何でも言う事聞きます」 「フヒヒヒィ言ッたな。 ンじャ……オレ様に抱かれろ」    
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