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「たいして面白くもないのに、あんた綺麗だから一緒にいれば目立って、男から注目浴びるって思って友達やってやったのに」
澪奈ちゃんのどす黒い感情がどんどんあらわになっていく。
「あんたさえこの学校にいれなくなればと襲わせたのに……いなくなるのは、私の方ね」
自嘲気味に笑う澪奈ちゃんにかける言葉もない。
「一つだけ言わせて。私、大貴くんとは、何もないよ。大貴くんは、会長さんに言われて、指示で動いているだけだから」
「はっ!?」
「うん、だから、会長さんの指示。……私の母親が会長さんの昔の知り合いだから、ちょっとね」
「なんだ、そういうこと。最初から、私の負けか」
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