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「もう、あんたと話すことないわ。悪いけど、謝るつもりは毛頭ないから。バイバイ」
踵を返し、去って行く姿は、落胆の色が濃く、黙って見過ごすことが出来ない。
「待って!私には、話すことあるから」
背中を向けたまま、欝陶しそうな低い声で、
「なに?」
と返事が返ってきた。
ということは、一応聞いてくれるんだよね?
今は、あのかわいい澪奈ちゃんはどこにも見当たらないけど。
「私は、澪奈ちゃんと、友達になれてよかったと思っているよ。」
澪奈ちゃんがそう思ってなくても、今まで、楽しく過ごせたし、何より、素の自分を出せたのは、はじめてだから。
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