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それから昼休み。
に、なった途端のことだ。
「美月ちゃ~ん!宏君!お弁当一緒に食べようよ!」
すかさず、俺達も返す。
それはもちろん……
「いいわよ」
「ああ、もちろん……」
断る理由なんて当たり前のようにどこにも存在しないので、了解ということです。
そして俺達は机をくっつけた。こういう時に席が近いとやっぱ楽だな。
と、俺達はどこにでもあるようなありふれた高校生活の昼休みの手本とも呼べるくらい、普通のことをやっているのにも関わらずだ。
クラスの他の奴らは、席から一歩も動かずに一人一人、各自に食べていて……怖い。
せ、せめてお話しくらいしようぜ…?
昼休みなんだぜ…?
はい、このテンションについていける方、我がクラス内で募集中です。
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