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私は書斎へ駆け込んだ。
ここも寝室同様、酷く荒らされていた。
引き出しや棚に保管していた書類たちは、無惨に床に散らばっている。
私はそれらを部屋の隅に追いやり、床の一枚に手を触れた。
すると板が音もなく開き、中から鈍色の金庫が顔を出す。
金庫の中から数枚の紙を取り出し、私は視線を走らせた。
……。
やっぱり。
私が手にした紙には、暗殺、セキシ国、戦士の文字が含まれる文章があった。
それは、コクヨウ国前国王から送られてきた依頼書だった。
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