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そんな普通の私は、普通じゃない恋をしてしまったみたいで…
毎日悩んでる恋する乙女です(泣)
「…はぁ」
ため息一つ。
「…はぁ~…」
二つ目
「あ゛~っ」
三つm…
「だーもう!!うるさい!」
…怒られた(泣)
「だって~…ため息も付きたくなるじゃん…」
「また片思いの相手の事でも考えてんの?」
図星。
「ぅ~…沙菜にはわかんないよぅ」
「わかるわよ。私だって何度恋わずらいをしたものか」
「いや、わかんないよ…」
「なんでよ」
「……」
「?」
「…秘密」
「なんだそりゃ」
こいつは私の友達の一人。
勝ち気でノリの良いヤツ。でも、私の片思いの相手は秘密。
言えるわけない。
「あ、十条先輩だ」
(!!)
思わず、沙菜が見てる方向へ目をやる。
うわゎ~十条先輩だぁあ~vV
やっぱり…
『カッコいいなぁ』
何故か沙菜とハモる。
なっ!こいつ…まさか!!
「十条先輩ってさ、老若男女にモテモテよね。さすがって感じ。女の私でもときめくわ~」
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