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そんなシーナをみて俺は楽しんでいるのかもしれない。
唇を噛み締め床に力無く座り俯きながら拳を握りしめ泣いている。
それこそボロボロと…声こそ殺しているものの大泣きだろう…そんなシーナに興奮してきたのか、血流が良くなるのを感じた。
「なぜ俺にそこまでする?」
いつもなら慰めるが処女を破らせ俺に全てを与える理由を一度聞いて起きたかった。
ちなみにイナンナは俺が好きで堪らなく早く妊娠するため。
ヤヨイも似ているが、あいつはシーナ同様ドMなので俺に可愛がられたいとのことだ。
一度深呼吸をして腕で顔を拭いてシーナは上目使いでみながら口を開いた。
「買って頂いたときから私は物です…それにザイン様が好きで好きでたまりません。相手をしてくれなかった数年は毎日ザイン様を思いながら自慰に耽ってました…ですから今、こうしてザイン様に可愛がって貰える毎日が夢のようです。けれど私がいらないというなら捨てるのではなく殺してください」
またやり過ぎたようだ俺は…けれど捨てるとは一言も言ってないが…多分彼女にとっては練習台から外すというのは同じ意味合いなのかもしれない。
とりあえず彼女を抱き上げ椅子に座り直した。そして頭を撫でた。
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