女子高へ転校

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そう。 オレは生まれつき体が弱かった 持病をかかえているうえに、極端に体力がないから病院での生活ははだいぶ長かった。 でも、そんな自分が嫌だったから、親や病院の先生が知らないところでだいぶ鍛えたんだ。 そのせいかわからないけど、今はだいぶ良くなってきたと自分では思う。 入院なんてめったにしなくなったし発作の回数だって前に比べたら少しは減った。 だから、大丈夫。 理事長「ほら、着いたわよ」 理事長の声が耳に入り窓から景色を覗くと 、赤いレンガ調の立派な門があった。 「あれが高校!?」 門をそのままくぐり抜けると、ヨーロッパの貴族達が住んでいてもおかしくはないようなお城に見間違えるほどの立派な建物が立っていた。 理事長「ここからおりたら あなたを竜崎クラとして見るわ だからあなたも自分を竜崎クラだと思いなさい」 「わかりました」 ここから先は、気を引き締めていかないと。
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